≪未然防止とは≫

  • 将来のリスクに気付いて対策し、実害のあるトラブル・事故を未然に防ぐことです。
  • 「事が起こってからでは、遅い」、ここに「未然防止」の価値があります。
  • 「未然防止」をコストと捉えるのではなく、経営者が実践すべき経営理念で、単なる手法ではない。

 


みなさんの職場では、毎日どのくらいの業務上のトラブルを抱えているでしょうか。

 そのトラブル処理のために、どれだけの時間・労力・コストを費やしているでしょうか。もし、トラブルを起こさなかったら? その時間をもっと創造的な仕事に振り向けることができます。そうなれば、仕事に対するモチベーションが上がり、今までよりもっと会社の業績に貢献することができるでしょう。

 昨今、我々のまわりでは様々なトラブル・企業不祥事・事故が起こっています。そのたびに再発防止が叫ばれていますが、一向にその再発が止まりません。それは、未然防止ができていないからです。

≪再発防止と未然防止の違い≫


 再発防止と未然防止は、「似て非なるもの」です。再発防止は、過去に起こった事故やトラブルと同じことが2度と起こらないように対策することです。一方、未然防止は将来起こるかもしれない事故やトラブルの発生を未然に防ぐための対策です。

 過去に起こった事故やトラブルとまったく同じことは、将来起こりません。例えば、顧客クレームについて考えてみます。2年前と1年前に起こった顧客クレームは、仮に現象が同じでも、それに関わった人が異なるかもしれません。また、真の原因を探っていくと同じではない可能性があります。

 

 つまり、2年前の再発防止対策だけで、1年前の顧客クレームを未然に防げたとは必ずしも言えません。真の原因が異なれば、対策もそれに応じて違ってきます。だから、新たな未然防止が必要になってくるわけです。だからといって、再発防止は無駄ではありません。それどころか、再発防止なくして未然防止はあり得ません。未然防止の前提は、再発防止にあります。

≪未然防止の3ステップ対策≫

未然防止は、次の3ステップで対応します。( )内は、火事に例えています。

 

第1ステップ:緊急対応(火を消す、延焼を止める)
・トラブルの事実を正しく知る。
・トラブル発生後の初動が大切。

第2ステップ:再発防止(同じ場所・同じ原因の火事を防ぐ)
・トラブルの根本原因(真の原因)を追究する。
・根本原因から再発防止策を誘導し、その対策を実行・検証する。

第3ステップ:未然防止(異なる場所・異なる原因の火事を防ぐ)
・再発防止の結果から、将来リスクを想定する。
・将来リスクから未然防止策を誘導し、その対策を実行・検証する。

 未然防止研究所では、未然防止の進め方について、分かりやすくお伝えしています。事故やトラブルの再発が止まらず、困っている企業の方、また、未然防止を導入して、企業体質を強化したいとお考えの企業の方は、ぜひお気軽に未然防止研究所まで、お問い合わせください。無料の個別相談をお受けいたします。