第9章 未然防止に役立つ仕事術 ⑳

 第9章では、未然防止に役立つ20個の仕事術を紹介します。初級・中級・上級別に記載していますが、あまり気にされずに、興味・関心のある仕事術から始めてください。

 なお、最後の「特別編」は、著者独自の視点で見つけた仕事術です。ぜひこれも実施してください。

(準備中)


≪目次≫

<初級編>

9-1  「間」がミスを防止する

   ⇒ 一瞬動作を止めて、安全確認

9-2  ミスを防ぐ業務マニュアル

   ⇒ 業務手順だけでなく、業務の目的を明示する

9-3  ワンポイントレッスンで、ミスの注意喚起

   ⇒ 長文マニュアルは歓迎されない

9-4  業務の優先順位は、チームで合意

   ⇒ 優先順位の間違いは、トラブルを招く。

9-5  メールのミス防止策

   ⇒ 返信遅れ、宛名・添付間違いは、トラブルのもと


<中級編>

9-6  複数の対策で実効をあげる

   ⇒1つの対策が100%の効果を発揮しない可能性があるため

9-7  トラブル発生の時間的範囲を特定する

   ⇒ トラブルが、いつから発生したかを記録する

9-8  ミスさせない対策

   ⇒ フールプルーフ(ポカヨケ)とフェールセーフ(ミスしてもトラブル回避)

9-9  未然防止におけるPDCAサイクルの回し方

   ⇒ PDCAで、未然防止は進化する

9-10  ISO 9001を形骸化させない

   ⇒ 適合性重視から有効性重視へ


<上級編>

9-11  修正処置と是正処置の違い

   ⇒ 修正処置だけではモグラたたきの繰り返し

9-12  目標設定とプロセス評価

   ⇒ KPIだけでは不十分

9-13   リスクの定量的評価

   ⇒ FMEA(故障モードの影響解析)

9-14  失敗学の応用

   ⇒ 水平展開に限界あり。究極のリスクの気づき方

9-15  Scope of Work Out of Scope を明確に

   ⇒ 業務の漏れとダブりをなくすため


<特別編>(他では聞けない仕事術)

9-16  なぜなぜ分析に盲点あり

   ⇒ 「なぜ」に限界あり。アドラー心理学のWhat / Where分析とは

9-17   根本原因分析手順8ステップ

   ⇒ 根本原因を如何にして特定するか

9-18  犯罪心理学の学びで、不正・不祥事を防ぐ

   ⇒ 性悪説に立つべき。抑止力強化が一番


≪事例研究5≫ 大手メガバンクで、貸金庫窃盗事件発覚 ⇒ 不正防止は、抑止力強化が一番


9-19  「結果良ければすべてよし」の間違い

   ⇒ 結果は手段を正当化しない。無対策の無事故は偶然

9-20  サプライヤー(ベンダー)との関係性強化

   ⇒ サプライヤーとは対等な関係を構築


≪事例研究6≫ 大手自動車メーカー、サプライヤー(下請け企業)への支払いを不当に減額 
         ⇒ サプライヤーは、仕事を切られることを恐れて、反論できず